第四北越フィナンシャルグループは26日、2026年3月期の連結純利益が前期比23%増の360億円になる見込みだと発表した。従来予想は330億円だった。連結経常利益も480億円の予想から、27%増の523億円になる見通しだとした。併せて年間配当についても実質増配を予定するとした。

25年4〜9月期の連結決算についても、純利益が前年同期比50%増の220億円、経常利益は52%増の310億円にそれぞれなる見込みとした。従来予想の161億円、234億円からいずれも上方修正した。同FGでは新潟県外での法人向け貸し出しが増加して貸出金利息が堅調に推移しているほか、有価証券利息配当金など資金利益が予想を上回る見込みだとした。

配当については中間が前回予想から6円上積みの81円、期末は2円上積みの27円を予定する。24年10月と25年10月の株式分割を考慮したベースで比較すると、中間が8.34円、期末は2円のそれぞれ増配となる。年間では10.34円の増配としている。同FGは安定的な株主還元の継続を基本方針にしている。配当金を維持または増額する累進的配当を原則にし、配当性向は40%程度を目安にしている。

同FGは群馬銀行と、27年4月めどの経営統合に向けて協議を重ねている。

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