中国IT機器大手シャオミの日本法人は26日、中国国内だけで販売している電気自動車(EV)を日本で初めて公開した。昨年3月に発売し、既に30万台を出荷している4ドアセダン「SU7」など、これまで3モデルのEVを展開。展示したスポーツタイプ「SU7ウルトラ」は、車両性能を競う舞台となっているドイツのサーキット「ニュルブルクリンク」で市販EVの最速記録を樹立したモデルだ。
SU7ウルトラは、全長5115ミリ、全幅1970ミリ、全高1465ミリとFセグメントのサイズ。3基のモーターを搭載し、最高出力は1548馬力を発揮する。停止状態から時速100キロまでわずか1.98秒で、最高時速は350キロ。航続距離は630キロに至る。価格は52万9900元(約1100万円)。
シャオミは、スマートフォンや家電製品、EVをシームレスに融合していく戦略を取っている。東京・秋葉原で開催した新製品発表会では、戦略の世界観をイメージしやすいよう、EVは日本未発売だが出展した。【時事通信社】
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