AIを使ったサービスを手がける東京のスタートアップ企業「オルツ」は売り上げを水増しするなど不正な会計処理が明らかになり、ことし7月、自力での再生が困難だとして東京地方裁判所に民事再生法の適用を申請しました。

また、東証のグロース市場に上場していましたが、先月上場廃止となりました。

会社は29日臨時の株主総会を開き、不正を主導したとされる元社長など3人の取締役に代わって新たな経営陣を選任する人事案を提出し、可決されました。

また、会社は今後、子会社2社や事業の一部をほかの会社に売却したうえで、事業の再建に向けてスポンサーを探すなどして来月までに再生計画案を作成する方針を説明しました。

出席した株主の1人は「上場前にチェックをしていた監査法人が不正をなぜ見抜けなかったのか非常に疑問だ。上場に関わった証券会社や取引所も含め、再発防止に取り組んでほしい」と話していました。

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