パナソニック傘下で水や空気関連の設備やシステム開発を手掛けるパナソニック環境エンジニアリングは29日、ヒトデの臭い成分を用いた液体を自動で噴射する装置を開発したと発表した。シカやイノシシなどが近づいたときに噴射することで、農作物の被害を抑えられると見込む。2027年度の発売を目指す。

害獣対策に使われるヒトデ成分を含んだ液体「強臭力」を使用する。このほどセンサーを用いて害獣を検知すると、液体をノズルから噴射するシステムを試作した。25日には福島県矢吹町の農地で実証実験を開始しており、効果検証を通じて実用化を狙う。

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