アクティビスト(物言う株主)として知られる村上世彰氏の長女の野村絢氏らが、マンダムの株式を11.54%まで買い増したことが29日、わかった。旧村上ファンド系の投資会社シティインデックスイレブンス(東京・渋谷)が同日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で明らかになった。野村氏らはこれまで9.61%保有していた。

マンダムを巡っては、投資ファンドCVCキャピタル・パートナーズ系のカロンホールディングス(HD、東京・千代田)がTOB(株式公開買い付け)を26日から開始した。11月10日までに793億円でほぼ全株の取得をめざす。マンダムのMBO(経営陣が参加する買収)に向けた動きで、カロンHDはTOB発表当日の終値より32%高い1株1960円で買い付けを進めている。

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