ポイント還元制度終了に向けたキャンペーンをPRする「ふるなび」のウェブサイト(スクリーンショットより)

 ふるさと納税は、特典ポイントがもらえる仲介サイトを通じた寄付が10月1日から禁止されます。これにより、ポイント還元を目当てにした「駆け込み寄付」が増えています。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「ふるさと納税の駆け込み寄付」を解説します。

Q ふるさと納税でポイントがもらえるのはどんな場合かな。

A 仲介サイトを通じて寄付すると、これまでは特典ポイントがもらえるキャンペーンが多く行われていました。

Q どうしてポイントがもらえなくなるの?

A 総務省が、寄付者を集めるためのポイント競争が本来の目的から外れていると判断し、10月1日からポイント付与を禁止する制度改正を発表したためです。

Q どれくらい寄付が増えているの?

A 例えば「楽天ふるさと納税」では、今年8月の寄付額が前年の同じ時期の2倍になりました。北海道別海町では、9月23日までの1週間で前年同期比524%と大きく増えています。

Q 返礼品も増えているの?

A 「ふるさとチョイス」の広報担当者によると、9月1~25日の返礼品登録数は前年同期の1.6倍に増え、自治体も駆け込み寄付に合わせて対応しています。

Q 今後はどうなるの?

A 9月末の週末にあったふるさと納税をアピールするイベントで、大阪府泉佐野市はビール工場の体験型返礼品の宣伝に力を入れ、「今後は返礼品をきっかけとして来訪してもらい、関係人口を増やしていけたら」と期待しています。

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