30日午前10時10分ごろ、北九州市戸畑区の日本製鉄九州製鉄所の警備員から「塩酸が気化したガスを吸い込んだ」と119番があった。地元消防によると、男女11人に症状があるが、いずれも命に別条はない。周囲へのガス漏れはない。詳しい原因を調べている。
地元消防によると、22〜70歳の男女7人を救急搬送し、ほか4人は同社側が病院に運んだ。症状は1人が中等症、残る10人は軽症という。
同社などによると、事故は九州製鉄所構内の工事現場で発生。グループ会社の日鉄テックスエンジが屋根の工事のため、落下防止ネットの張り付け作業をしていた。
〔共同〕
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