IHIは瑞穂工場（東京都瑞穂町）で航空機エンジンの整備後に行う出荷前運転試験に、廃食油を原材料とした再生航空燃料（SAF）を導入することを決めたと発表した。航空機需要の伸びに応じて整備台数が増えると見込まれるため、SAFを使い二酸化炭素（CO2）排出量を削減する。導入手続きなどを経て2026年下期から使用を見込む。
瑞穂町地域から集めた廃食油などを原材料とするSAFを活用することで、自社にとどまらず地域としてのCO2排出量削減に寄与する。瑞穂工場では30年度に温暖化ガス排出量の19年度比半減を目指す。取り組みは東京都が環境負荷の少ないバイオ燃料の商用化・実用化を支援する事業に選定された。
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