熊本産ビールのパネルを持つ木村知事㊨(1日、熊本県庁)

サントリーは7日、九州限定のビール「阿蘇BEER」を九州7県のスーパーなどで発売する。同社の九州熊本工場(熊本県嘉島町)に勤務する醸造技師たちの「九州人による九州人のためのビールを造る」とのコンセプトのもとで開発した。

阿蘇BEERは九州の料理との相性を考慮して開発した。阿蘇の天然水で造る。熊本県産の大麦による麦芽を原料に一部加え、かんきつ系の香りが特徴のカリスタホップを使用することですっきり爽やかな味わいに仕上げた。構想段階から約2年半をかけて製品化した。

350ミリリットル缶24本入りを3万ケース限定で扱う計画だ。価格はコンビニエンスストアで1缶238円程度を見込んでいる。

熊本・阿蘇をアピールしたデザインになっている

缶のパッケージは、地元産をアピールするために「九州熊本工場 謹製」と冠し、豊かな自然の象徴である阿蘇をイラストなどで表現した。1日に熊本県庁の木村敬知事を訪ねたサントリーの鈴江健一執行役員九州営業本部長は「九州のしっかりした味わいに合う。熊本の工場で造っているという認知度を高めたい」と話した。

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