タムラ製作所が拠点を設置する東北大学の産学連携先端材料研究開発センター

電子部品を製造するタムラ製作所は1日、東北大学と共同で高性能な部品の研究開発をする拠点を設置したと発表した。次世代パワー半導体に対応した材料や電子部品の開発をする。東北大学のパワー半導体の材料などを研究する機能とタムラ製作所の部品開発、製造の機能を組み合わせる。

拠点名は「先端パワーエレクトロニクス共創研究所」で、29年3月まで運営する。次世代の半導体が実用化されると、半導体の周辺に搭載する電流センサーや変圧部品なども大きな電力や高い周波数に対応できるよう精度を上げる必要がある。部品のモジュールや使う材料などの開発を進め、次世代パワー半導体の実用化にも貢献する。

タムラ製作所は28年3月期までの中期経営計画で、次世代パワー半導体の実用化に対応した部品の開発に注力するとしている。新拠点を通じ、研究開発の加速と人材の育成を目指す。

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