三井化学は1日、汎用樹脂製造などに使う触媒を手がける日本アルキルアルミ(東京・千代田)を完全子会社化したと発表した。これまではオランダの企業と折半出資していた。取得額は非公表だが、業績への影響は軽微で2026年3月期の業績予想は変更しない。

オランダの化学企業のケッチェン社から50%分の株式を取得した。日本アルキルアルミは汎用樹脂ポリオレフィンの製造工程で触媒の働きを助けるために使う助触媒や、半導体回路で絶縁材の役割をする材料の原料を手がける。三井化学はポリオレフィンを製造しているほか半導体材料を成長領域に据えており、安定供給につなげる。

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