大会には65歳以上の22名が参加した(1日、此花区の夢洲)

65歳以上の高齢者が参加するeスポーツ大会「GeeSports(ジースポーツ)」が1日、大阪・関西万博の会場で開かれた。ソフト不具合検査大手のデジタルハーツホールディングス(HD)が主催した。高齢者がゲームを通じて交流できる場を設け、健康増進につなげる狙いだ。ゲーム人口拡大のため、新たに高齢者の需要を開拓する思惑もある。

プレーしたゲームはデジタルハーツHDが開発した「ジェローグ」。3人1組のチーム同士で対戦する協力ゲームで、操るロボットを合体させ、相手チームの拠点を破壊すれば勝利となる。新潟県、栃木県などから計22人が参加した。最高齢は94歳だった。会場には出場者の家族だけでなく一般来場者の姿もあり、一定の関心を集めていた。

会場ではeスポーツチームの「フェンネル」と「デトネーション フォーカスミー」によるエキシビションも開かれた。大会を観戦したデジタルハーツHDの筑紫敏矢社長は「高齢者が交流や健康づくりの場としてeスポーツに親しむ土壌が広がれば、さらなるゲーム市場の拡大につながる」と語った。

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