ソフトウエアテスト大手のSHIFTは、ソフトのテストや中東地域への日本発エンターテインメントコンテンツの配給・配信などを手掛ける子会社をバーレーンで設立することを取締役会で決議したと発表した。11月下旬の設立を予定している。

新会社の名称は「SHIFT Arabia W.L.L.」。同国の首都であるマナマに本社を置く。ソフトテストやエンタメコンテンツのローカライゼーション（現地化）支援を起点とし、日本の人気コンテンツや各種関連製品の提供拡大を促進する。

中東地域では1980年代に放送された日本アニメが社会現象になるほどの人気を博し、現在も多くのファンが存在する。しかし、文化や宗教概念などの違いで適切なローカライズの難易度が高く、輸出額は他地域と比べて低い状況にある。日本語からアラビア語に翻訳されたコンテンツ数も限定的となっている。

SHIFTは企業システムからエンタメ領域まで幅広い業界向けに、ソフトの品質保証・テスト事業を展開している。2014年には、モバイルゲームやコンソールゲームに特化した品質保証を提供する事業部門も立ち上げている。

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