建設中の帝国ホテル京都(6月、京都市)

帝国ホテルは2日、帝国ホテル京都(京都市)を2026年3月5日に開業すると発表した。一般の宿泊予約は25年11月17日午前11時から受け付ける。客室は1泊16万4500円(税・サービス料込み、宿泊税は別)から販売し、季節や日ごとによって変動価格制をとる。

帝国ホテルの施設開業は、京都が大阪以来30年ぶりで4カ所目となる。京都・祇園中心部にある国の登録有形文化財「弥栄会館」の一部を活用し、50〜193平方メートルの全55室を備える。5つの客室タイプ、6つのスイートルームをそろえるほか、スパやプールなどを併設する。

桜の季節でインバウンド(訪日外国人)が多く訪れる3〜4月は1泊20万〜40万円台から売り出す。京都は外資系の高級ホテルが相次いで進出するなど競合がひしめく。風間淳社長は6月の日本経済新聞の単独取材に「京都で最上位の価格を維持しているホテルと肩を並べていきたい」と述べていた。

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BUSINESS DAILY by NIKKEI

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