
花王は2日、主力のメークブランド「KATE(ケイト)」でベースメークの新しいラインを立ち上げ、25日から日本含むアジア10カ国で発売すると発表した。ツヤの持続力を強みに、アジア市場で成長余地の大きいベースメーク市場を開拓する。
新ライン「月夜の海月」は独自の「ジュレリンク技術」を採用。肌の上で美容液成分を含むジュレ状成分がネットワークを形成して、皮脂が混ざってもツヤを維持する。明るい輝きを放つ成分「ムーンライトパール」や保湿成分も豊富に配合した。
主力製品の「ジュレリープファンデーション」(25グラム2530円)は全6色で展開し、美容液のような質感と高いカバー力を両立させた。プライマー、コンシーラー、専用パフもそろえ、フルラインでベースメーク市場に投入する。
花王は「ケイト」をグローバルブランドに位置づけ、アジアでの販売促進費を従来の5倍に引き上げるなど積極的に投資を進めている。口紅やアイシャドーなどで築いた強みを土台に、ベースメーク領域も刷新してアジアでの競争力強化を狙う。
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