ウェザーニューズは2日、気象アプリ「ウェザーニュース」に、道路や地下街での冠水リスクを知らせる機能を追加したと発表した。ゲリラ豪雨などで高まる都市型水害の危険性に対応する。

同社がはじめた「冠水アラーム」は、雨量データの解析や利用者による冠水被害の報告をもとに冠水の可能性を調べる。アプリ利用者の位置情報と連動し、現在地の周囲1km以内が30分以内に冠水する危険性がある場合に通知する。ウェザーニュースの有料会員が利用できる。

都市部では地面の多くがコンクリートで覆われており水を吸収できず、大雨発生時には道路や地下街の冠水が生じる危険性がある。9月には三重県四日市市の地下駐車場が大雨で冠水し、駐車車両が水没する被害が発生した。ウェザーニューズの担当者は「深刻化する大雨被害の対策に活用してほしい」と語る。

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