植田和男日銀総裁は3日、大阪市で講演し、1日に発表した9月の全国企業短期経済観測調査(短観)について、「企業の業況感は日米関税交渉の合意により、先行き不透明感が後退したとの見方から、製造業の一部で改善し、全体としても良好な水準だ」と述べた。その上で、今年1月に続く追加利上げに関し、「経済・物価見通しが実現する確度や上下双方向のリスクを丹念に点検し、予断を持たずに適切に判断する」と強調した。

関西の経済団体との懇談会で講演する日銀の植田和男総裁(右奥)=3日午前、大阪市北区(代表撮影)

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