日経BP(東京・港)が企業(一部はブランド名)のESG(環境・社会・企業統治)活動に対するイメージを調べた「第6回ESGブランド調査」で、トヨタ自動車が総合首位を獲得した。環境(E)、社会(S)、企業統治(G)、インテグリティー(誠実さ)の全部門で首位になった。
調査は2025年5月29日〜6月29日にインターネットで実施した。

トヨタは昨年の調査では、型式指定の不正問題の報道を受けて総合6位まで順位を落としていた。全部門での首位は第4回に続き2度目。個別項目では「気候変動問題(カーボンニュートラル、脱炭素)の対応に努めている」「省エネの推進、再生可能エネルギーの利用に積極的」などで高い評価を得た。
総合2位のパナソニックは、昨年の9位から順位を上げた。環境とインテグリティーで3位、社会で4位、企業統治で13位となり、全部門で高順位を確保した。「リモートワークの推進や労働時間削減など働き方改革を進めている」の項目で1位になった。
総合3位には、昨年の10位から順位を上げたサントリーが入った。環境とインテグリティーで2位、社会で10位を獲得した。「大気や水、土壌などの汚染を抑制している」「自然保護、生物多様性の保全に努めている」などの項目で1位だった。
ESGブランド調査は、環境、社会、企業統治にインテグリティーを加えた4部門で評価した。主要560社(ブランド名を含む)を対象に、2万1000人から回答を得た。
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