
農林水産省は3日、全国のスーパー約1000店で9月22~28日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格(税込み)が前週より35円安い4211円になったと発表した。前週に続き、2週連続で値下がりしたが、4000円台は4週連続となっている。
種類別の平均価格(5キロ)は、政府備蓄米を含む複数銘柄を混ぜた「ブレンド米」などは3625円で、前週から218円下落した。銘柄米は4408円で、前週より31円上昇した。販売数量に占めるブレンド米などの比率は前週に続き25%だった。
小泉進次郎農相は3日、報道陣に対し、「(下げ局面になったと)言い切るのは早いが、(農協を介さない)スポット市場でも今までと違う下げが見られるのは事実」と述べた。
農水省が別にまとめた、随意契約による備蓄米販売店舗における5キロ当たりのコメの平均価格は、前週より123円安い3223円。随意契約の備蓄米のみは前週比で18円高い2026円だった。
また随意契約での備蓄米の販売数量は、28日までの累計で15万9755トン。都道府県別では、東京都が1万4499トンで最も多く、最少は秋田県の202トンだった。【渡辺暢】
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