大阪ガス子会社「Daigasガスアンドパワーソリューション」(大阪市)は19日、北海道厚真町や苫小牧市で計画していた陸上風力発電事業を取りやめると発表した。資材高騰が理由という。出力2万キロワット超で、風車5基の発電所を2028年に稼働させる想定をしていた。

環境影響評価(環境アセスメント)を進めていたが、経済産業相や厚真町長、苫小牧市長などに事業取りやめに向けた通知書を同日提出した。4月には地元からの生態系への影響などの懸念を受け、当初10基としていた風車を5基にするなど事業の縮小を決めていた。

同社は「引き続き国内の再生可能エネルギーの導入拡大に向けた取り組みを積極的に展開する」としている。

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