「第4のメガバンク構想」を掲げているSBIホールディングスは、これまで9つの地方銀行と資本業務提携を結んでいて、先月には子会社の銀行に残っていた公的資金をすべて返済し、地方銀行とのさらなる連携強化に乗り出しています。
金融とITを組み合わせたサービスを得意としていて、今回の提携では商品やノウハウを提供し、東北銀行の収益力の強化につなげるねらいがあるとみられます。
一方、東北銀行は4年前、秋田県の北都銀行と山形県の荘内銀行を傘下に持つフィデアホールディングスと経営統合に向けた協議を進めていくことでいったん基本合意しましたが、翌年には見解の相違があるとして、合意を解除していました。
東北銀行は19日、「資本業務提携を含めた経営戦略について検討を行っていますが、現時点で決定している具体的な事実はありません」というコメントを発表しました。
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