
6日午前の東京株式市場で、日経平均株価(225種)は取引開始直後から大幅に続伸し、前週末終値比で上げ幅が一時1900円を超えた。4万7000円の大台を上回り、取引時間中の史上最高値を更新した。
4日、自民党の新総裁に積極財政を掲げる高市早苗氏が選出され、市場はご祝儀ムードになっている。財政拡張的な政策と利上げに慎重姿勢をとるとの思惑から、幅広い銘柄で買い注文が膨らんだ。
午前10時現在の日経平均株価は、前週末終値比1804円87銭高の4万7574円37銭。円相場は前週末から2円ほど円安・ドル高が進み、149円台後半で取引されている。円安進行により輸出関連銘柄を中心に買われている。
自民党総裁選を巡っては、前週末までは財政健全化を掲げる小泉進次郎農相が選出されるとの見方が濃厚で、高市氏の選出を「市場はサプライズと受け止めた」(アナリスト)ため、一層の株高につながっている。【古屋敷尚子】
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