大阪市内のタクシー運賃引き上げは23年5月以来

国土交通省近畿運輸局は6日、大阪府内全域のタクシー運賃を11月5日に引き上げると発表した。初乗り運賃(600円)区間を1.3キロメートルから1.2キロメートルに、走行距離に応じた100円の加算料金も260メートルから231メートルに、それぞれ短縮する。改定は2023年5月以来2年半ぶりで改定率は10.88%となる。

4月8日から7月8日の受付期間で、大阪府内の全231事業者のうち131事業者から改定申請があった。運転手確保に向けた労働条件の改善や燃料費の高騰が主な申請理由だった。近畿運輸局は業界団体を通じて事業者に対して、賃金や手当など労働条件の改善状況の公表も求める。

25年度は8月6日に京都市以南の京都府南部、9月12日に滋賀県全域で、それぞれ運賃改定を実施しており、関西2府4県では3地域目。近畿運輸局によると神戸市内と和歌山県全域のタクシー運賃についても運賃改定を審査中という。

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