貴金属大手の田中貴金属工業(東京)は6日午後、金1グラム当たりの店頭小売価格(税込み)を前週末午後比857円高の2万1039円に引き上げた。高市早苗氏の自民党総裁就任を材料に為替市場で1ドル=150円台と約2カ月ぶりの円安・ドル高になった上、国際指標のニューヨーク金先物相場が米政府閉鎖長期化への懸念から上昇したことで、初めて2万1000円台に乗せた。

同価格は9月29日に2万円を突破したばかり。同社は、注文に追い付かないため、直営店での20グラム以下の金地金販売を4日から一時停止した。

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