
トランプ米大統領は6日、自身のソーシャルメディアで、海外から輸入する中・大型トラックに対し11月1日から25%の関税を課すと表明した。当初は10月1日に大型トラックを対象に関税措置を発動するとしていたが、中型に範囲を拡大したうえで発動日を1カ月延期した。
トランプ氏は「他国から米国に輸入される全ての中・大型トラックには、11月1日から25%の関税が課される」とのみ投稿。詳細は明らかにしなかった。
米商務省は4月、通商拡大法232条に基づき、輸入トラックに対する調査を開始していた。輸入が国家安全保障を損なう恐れがあると判断されれば、追加関税を課すことができる。
トランプ氏は9月、自国のトラックメーカーを「不当な競争から守る」と投稿し、「国家安全保障の観点で必要だ」と関税措置の発動を正当化していた。
今回の関税措置は鉄鋼・アルミニウムや自動車などと同様、品目別関税の一環として導入される。品目別関税を巡りトランプ政権は輸入する半導体や医薬品に対しても高関税を課す方針を示している。【ワシントン浅川大樹】
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