脳の異常を自動で示すドクターネットの診断支援AI

JMDC傘下のドクターネットは7日、頭部のコンピューター断層撮影装置(CT)向けの診断支援AI(人工知能)について、製造販売の認証を取得したと発表した。CTで撮影した画像に対し、AIが脳卒中の可能性をいち早く検知する。救急医療の現場での利用を見込み、迅速な治療につなげる。

AIは、X線を透過させず白く映る脳の部分とそうでない部分の違いを検出する。白く映る場合には脳出血の恐れがあり、そうでない場合には脳梗塞が疑われる。異変のある場所をAIが自動で判別し、わかりやすく図示する機能をもつ。経験の浅い医者でも素早い診断が期待できる。

同社が手掛ける遠隔の画像診断支援サービスを通じて10月下旬から提供する。多忙な救急現場での活用を見込むほか、医師の働き方改革で専門医が不在になりがちな夜間や休日の診察での利用を見込む。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

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