
イオングループは8月、国内火力最大手のJERAから中部地方の一部店舗や事務所向けに再生可能エネルギー由来の電気の調達を始めた。太陽光発電開発のウエストホールディングス(HD)などが開発した複数の屋根置き太陽光発電の余った電気をJERAが束ねて、イオングループに供給する。
ウエストHDなどが中部地方の複数の企業のオフィスや工場の屋根などに設置した太陽光発電設備の余剰電力を活用する。各施設で使い切れず余った太陽光をJERA子会社のJERA Cross(ジェラ・クロス、東京・中央)が買い取り、中部電力を通じてイオングループに供給する。同社は年間約47万キロワット時の再生エネ電力を調達する。
イオングループは2040年までに温暖化ガスの排出量をゼロにする目標を掲げている。23年には全国の店舗で使用する電力の55%を再生エネ由来に切り替えた。
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