鈴与レンタカーがレンタルを始めたWHILLの電動車いす

鈴与商事の子会社の鈴与レンタカー(静岡市)は電動車いす開発のスタートアップ、WHILL(ウィル、東京・品川)の電動車いすのレンタルを始めた。観光地などに運び、気軽に移動するといった使い方を想定する。ウィルの車いすを扱うのは東海地域のレンタカー会社では初めてだという。

鈴与レンタカーは東海地域を中心にオリックスレンタカー39店を展開する。このうち静岡駅前店と三島店の2店舗で電動車いすのレンタルを始めた。保有台数はそれぞれ1台で料金は1日2500円。レンタカーとのセット料金を今後用意し、取り扱う店舗も増やす。

導入したウィルの車いす「Model F」は重さが26.7キログラムで折り畳んで車に積み込める。操作性や安全性を高め、レバーを動かすと最高時速6キロメートルで走行する。免許やヘルメットは不要で歩道を走行できる。

鈴与レンタカーの臼井常夫社長は「長距離の歩行に不安がある人などに使ってもらい、観光地での移動体験を楽しんでほしい」と話す。インバウンド(訪日外国人)客の利用も見込んでいる。

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