レゾナック・ホールディングス(HD)の高橋秀仁社長は8日、京都大学の北川進特別教授(74)のノーベル化学賞の受賞決定を受け「長年にわたる研究活動とその成果が世界的に評価された結果で深く敬意を表す」とのコメントを発表した。

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レゾナックは石油化学コンビナートなどで出る排ガスから二酸化炭素(CO2)を効率よく分離回収する技術の研究を進めており、レゾナックの前身の昭和電工時代の2003年以降、北川氏と産業利用に向け検討や研究を進めてきた。09年からは北川氏をリーダーとする新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)のプロジェクトにも参画するなど、開発で連携してきた。

高橋社長は「研究・開発分野を含め深い関係にあり、北川先生の受賞にはひとしお強い感銘と喜びを覚える」とし「引き続き指導いただくとともに、すばらしい研究成果を通して、次世代の研究者に勇気と自信を与えていただきたい」とコメントした。

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