
愛知県の大村秀章知事は9日、県が14日から名古屋市内で運行を始める自動運転車に試乗した。3カ所ある乗降地のうち愛知芸術文化センターで乗車し、スタートアップ育成拠点「ステーションAi」で降車した。大村氏は「走行が非常にスムーズだ。ソフトが進化している」とした上で、実証を生かして「(一定の条件下で運転手が不要な)レベル4のロボットタクシーを導入したい」と意欲を示した。
車両はトヨタ自動車の「シエナ」をベースに米メイ・モビリティーの自動運転ソフトウエアを搭載した。技術段階は状況に応じ運転手が操作する「レベル2」にあたる。市街地の運行を通じて、自動運転タクシーが愛知県内を走行する際の課題を見つけ出す考えだ。
県は2016年度から自動運転の実証実験に取り組んでいる。今回は前年度と比較して、乗降地に愛知芸術文化センターが加わったほか、車両も従来の1台から2台に増えた。ウェブサイトを通じて利用予約を受け付け、26年3月まで運行する。
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