清水建設は、建設現場で発生したプラスチック廃棄物を同じ現場の新築建材原料として再利用する取り組みを開始すると発表した。第1弾として東京都中央区の建設現場を対象に、現場由来の再資源化材で製造したOAフロア部材を新築建材として活用する。

同区の再開発プロジェクト「日本橋一丁目中地区第一種市街地再開発事業」で「Site to Site」型マテリアルリサイクルと呼ばれる取り組みを始める。

同事業の建設現場では以前から、廃棄物として回収したプラスチックを樹脂種類ごとに現場内で分別し、再資源化事業者に有価売却している。今回の取り組みでは、OAフロアの製作・施工を担当するニチアスが、再資源化事業者が材料化した現場由来の廃プラスチックを引き取り、OAフロアの床パネルを支える支持脚頂部のプラスチック部材の原材料として再利用する。

リサイクル部材はニチアスの国内拠点で製造する。10月から約4万個のリサイクル部材を現場に順次搬入し、2フロア・1万平方メートル分のOAフロアの施工に活用する計画だ。

建設現場由来の廃プラスチックは、焼却して熱エネルギーを回収するサーマルリサイクルに使われることが多く、再資源化材としてリサイクルされる割合は約15%にとどまる。また、リサイクルされた再資源化材の70%以上は海外に輸出されており、同じ現場内で再利用される事例はほとんどないのが現状という。

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