JTBは10月から、観光客の手荷物輸送サービスの実証実験に金沢市内で取り組んでいる。駅やホテル間の荷物運搬を代行し快適な観光をサポートするほか、オーバーツーリズム対策にもつなげる。実験を通じ顧客ニーズなどの情報を収集する狙いがある。期間は14日まで。

サービス名は「Baggage GO」。観光客が金沢駅など市内2カ所の観光案内所に預けた荷物を、提携する運送業者が駅や市内中心部のホテルなどに運ぶ。利用者は手ぶらで金沢を周遊できる。訪日客の多さに加え、大型の手荷物で市内のバスが埋まるなどの問題もみられることから、金沢市を対象エリアに選んだ。実証実験は全国初となる。
JTBは荷物預かりの窓口業務を担い、配送システムは物流のデジタルトランスフォーメーション(DX)を手掛けるMOMO A(モモエース、東京・荒川)が担当する。今後は北海道や東京など各地でのサービス提供を目指す。
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