赤ちゃんのスキンケア商品を扱うピジョンホームプロダクツ（静岡県富士市）が熱海市と協力し、熱海の温泉水を使ったハンドクリーム「YUKUMI（ゆくみ）」を開発、市内限定で販売を始めた。スイーツや海産物と違った熱海の新しい土産物として定着を目指す。
同社では開発にあたり、全国の温泉の泉質などを調査した上で熱海を選んだという。市とは開発・販売などで連携するパートナーシップ協定を締結。なめらかな使い心地で、べたつかない商品に仕上がったとしており、熱海梅園にちなんで梅の花の香りもイメージした。20～30代の女性をメインターゲットにする。
商品名は江戸時代に熱海の温泉の湯を江戸城まで運んだという「湯くみ道中」から命名。斉藤栄市長は「この商品を手にとるたびに、また熱海に行きたいと思ってもらえれば」と話している。
市内の土産物店などで販売。50グラム入り1000円（税込み）。【若井耕司】
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