
岩手県酒造組合は20日、酒米高騰に対する支援を岩手県に要望した。久慈浩介会長(南部美人社長)は県庁で「酒米価格がこの2年間で2倍に跳ね上がっている」とし「このままでは清酒を減産せざるを得ない。酒米に対する支援をお願いしたい」と訴えた。達増拓也知事は「酒蔵が酒米確保に困らないよう必要な対策を講じる」と応じた。
久慈氏によると、酒米から主食用米に生産を切り替える農家が増えている影響が出ているという。
岩手の清酒は2023年に地理的表示(GI)指定を受けた。国産米を使うなどの製法を守った清酒は「GI岩手」、さらに県産米を使うなどすれば「GIオールいわて清酒」のマークを付けられる。
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