日立製作所は14日、米エヌビディアと人工知能(AI)データセンターに電力を供給するシステムを2027年をめどに開発すると発表した。AIデータセンターが必要とする膨大な電力を供給し、使える環境の整備を進める。

電圧を変換する変圧器や電気の直流・交流を変換する装置などを中心に、電力供給システムを組み立てる。直流と交流を変換する回数も従来手法より減らし、変換時に発生する損失を抑える仕組みも模索する。

データセンターやヘルスケアなど注力領域に事業部横断で取り組む日立の「戦略SIBビジネスユニット」と子会社の日立エナジーが、エヌビディアと開発にあたる。日立とエヌビディアは24年に協業を発表し、AI開発や鉄道や昇降機の保守・運用と幅広い分野で協力している。

BUSINESS DAILY by NIKKEI

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。