「ナノ・ユニバース」などを手がけるアパレル大手のTSIホールディングスは14日、2026年2月期の連結売上高が前期比8%増の1690億円になりそうだと発表した。従来予想を160億円上回る。9月にセレクトショップ運営のデイトナ・インターナショナル(東京・渋谷)を完全子会社化したことが効く。

営業利益(3.5倍の57億円)や純利益(72%減の42億円)は従来予想を据え置いた。婦人向けなど既存ブランドの不振が完全子会社化による増収効果をかき消す。

同日発表した25年3〜8月期の連結決算は、売上高が前年同期比12%減の661億円だった。最終損益は13億円の黒字(前年同期は7億9100万円の赤字)となった。仕入れの集約や値段の見直しなどで採算性が改善した。

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