ヘリオスは14日、ニコンとの資本業務提携を解消すると発表した。2017年の提携後、ニコンは細胞製造の技術を支援してきたものの、直近では目立った取り組みがなくなっていた。ヘリオスは細胞製造に今後乗り出すとしており、長期的には細胞医薬を自前で製造することも検討する。
ヘリオスは重い呼吸不全の急性呼吸窮迫症候群(ARDS)や脳梗塞の治療向けに細胞医薬を開発する。細胞医薬の製造販売承認を取得した後は、ニコンの子会社であるニコン・セル・イノベーションが製造を受託するとしていた。ヘリオスは7日、製造を米ミナリスアドバンストセラピーズ(ペンシルベニア州)に委託すると発表した。
ニコンは14日時点でヘリオス株を発行済み総数の1.33%分保有している。今後、市場で売却する予定という。

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