ベネッセホールディングス(HD)子会社の東京個別指導学院は14日、2026年1月をメドに上場廃止すると発表した。同日の取締役会で上場廃止手続きを決議した。26年1月8日に上場廃止となる見通し。上場廃止後に株式併合し、ベネッセHDが全株式を買い取って完全子会社化する。

東京個別は25年12月8日に臨時株主総会を開き、株式の非公開化に向けた株式併合や定款変更などの議案を決議する。東京個別株を62%保有するベネッセHDが賛同する意向だ。

上場廃止後の26年1月13日に、東京個別の336万1080株を1株に併合して発行済み株式総数を16株にする。26年2月以降にベネッセHD以外の株主が保有する東京個別株を、ベネッセHDと東京個別の両社が株式併合前の1株あたり450円で買い取る。25年10月14日終値(325円)を38%上回る。

東京個別が同日発表した25年3〜8月期の連結決算は、純利益が49倍の2億4300万円、売上高は11%増の117億円だった。上場廃止に合わせ、期末配当を従来予想の6円から無配に引き下げた。

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