ホワイトラボが開発した充電不要の体温計測リング(15日、千葉市)

医療機器などを開発するスタートアップのホワイトラボ(東京・中央)は、太陽光パネルを用いた充電不要で指に装着して使う「スマートリング」を開発した。機能は体温と脈拍の計測に絞り込んだ。同社は2026年をメドにシール型のタイプも開発し、医療機関や物流業界への導入を目指す。

同社が開発した「パルスリング」には、薄い指輪状の太陽光パネルが組み込まれ、オフィス内や天気が曇りの日でも発電できる。リングから取得した体温や脈拍のデータをスマートフォンのアプリや専用の中継機に送る。

ホワイトラボは今後、シールタイプの計測機器も開発する。例えば物流事業者がコンテナ内に貼ると、長距離を移動するコンテナ内の温度の変化に気づける。また、医療従事者が患者に使うと体温を簡単に取得でき、使い捨てにすることで消毒の手間なども不要になる。

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