ローソンは、リチウムイオン電池を内蔵したモバイルバッテリーなどの使用済み製品を回収する実証事業を開始したと発表した。対象店舗に回収用ボックスを設置する。茨城県守谷市と神戸市の4店舗で15日から順次始めた。2026年1月31日までの実施を予定している。

今回の実証事業では、モバイルバッテリーや加熱式・電子たばこ、携帯電話、スマートフォンを回収する。回収ボックスには温度センサーと重量センサーが付いており、荏原環境プラント(東京・大田)が貸し出す。

店舗で回収した製品は、各市がリサイクル工場に搬入する。守谷市では、KDDIが携帯電話やスマホを受け取りリサイクルを行う。また、リチウムイオン電池などの回収場所を地図上に示すウェブサイト「資源ぐるりマップ」に対象店舗を掲載して回収の促進を図る。

三菱総合研究所が環境省から受託した「令和7年度リチウム蓄電池等適正処理対策検討業務」の一環として実施する。ローソンは守谷市、神戸市と三菱総研、KDDI、荏原環境プラントと連携して取り組む。

近年、リチウムイオン電池内蔵製品の不適切な廃棄による発火事故が増えている。環境省によると、リチウムイオン電池に起因すると考えられる火災事故が23年度に8543件発生しており増加傾向にあるという。他のごみと混ぜて廃棄することが、ごみ収集車やごみ処理施設での火災の原因となっている。

リチウムイオン電池内蔵製品は26年4月から「指定再資源化製品」に追加され、メーカーや輸入販売業者には自主回収・再資源化の促進が義務化される見通しだ。ローソンは今回の実証結果を踏まえ、実施地域の拡大と持続可能な資源循環モデル構築の検討を進める。

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