17日に開業する「平禄寿司銀座店」(15日、東京都港区)

焼肉坂井ホールディングス(HD)は15日、すし専門店「平禄寿司」の銀座店(東京・港)を17日に開業すると発表した。朝5時まで営業し深夜需要を取り込むほか、インバウンド(訪日外国人)客向けのメニューもそろえた。今後も都内で観光客需要が見込める立地に出店を検討する。

平禄寿司銀座店では1皿165円から楽しめるすしやから揚げなどサイドメニューを合わせて120種類以上をそろえた。客単価は3000円台後半と既存店の約1600〜2000円よりも高く設定した。ウニやイクラなど高級食材を使用した「北海三種いなり」(528円)や「海老かにロール」(979円)など訪日外国人客向けのメニューを9種類用意した。

営業時間は午前11時から翌朝5時までと、平禄寿司では初めて深夜営業をする。既存店は郊外のロードサイド店舗が多く、ほとんどの店では午後10時に閉店している。銀座店は観光客やビジネスパーソンの多い立地のため、深夜営業で「2軒目以降」の需要を取り込みたい考えだ。

東日本を中心に約30店舗を展開する平禄寿司は海外への出店にも力を入れる。現在、アジアを中心に8店舗を出しており、2026年には米国カリフォルニア州へ出店を計画している。

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