ゴールドウインは16日、傘下のファンドを通してアート企画会社のThe Chain Museum（ザ・チェーンミュージアム、東京・渋谷）に出資したと発表した。出資額は非公表。ゴールドウインは主力ブランド「ザ・ノースフェイス」のアウトドア用品との相乗効果を模索する。
ゴールドウインは今回の出資を通してアート・カルチャーとスポーツ・アウトドア、ライフスタイルを横断する新たな価値創造を推進する。さらに各領域のファンや顧客の親和性に着目した独自の顧客体験を広げられるとしている。
チェーンミュージアム社は、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker（アートスティッカー）」を運営する。多様なアーティストをホテルや商業施設・オフィスなどに紹介してアートコーディネーション事業を手掛けるほか、ギャラリー事業も展開する。同社は「芸術をより身近に、日常や社会とつなげる」としている。
ゴールドウインは傘下のファンド「Goldwin Play Earth Fund（ゴールドウインプレイアースファンド）」を持つ。2022年から10年間で30億円を運用し、自社との相乗効果を見込める企業に出資し、事業領域を拡大する狙いがある。
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