東芝は16日、電動船向けのリチウムイオン電池を発売したと発表した。電動船向けで主流の鉛蓄電池と比べて体積あたりのバッテリー容量が約2倍になる。鉛蓄電池からの交換需要を取り込む。
負極に「チタン酸リチウム」という素材を使って発火リスクを抑えた東芝のリチウムイオン電池「SCiB」をバッテリーパックとして製品化した。日本産業規格(JIS)規格に適合した製品で、鉛蓄電池との交換がしやすい特徴がある。
新製品は既にヤマハ発動機の電動船への導入が決まっている。東芝は「バスやトラックなどの商用車、船舶、建設機械、農業機械などでも使用可能」とし、幅広い用途での販売を目指す。
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