名古屋市はスタートアップと愛知県内に本社を置く企業の交流をはかるイベントを開催した(16日、名古屋市)

名古屋市は16日、愛知県内に本社を置く企業とスタートアップの交流をはかるピッチイベントを開催した。アイシンや名古屋鉄道など5社が自社内の課題や新規事業のニーズを紹介し、協業できそうなスタートアップを募った。自前主義から、外部の知見や技術を取り込むオープンイノベーションを促す狙い。

会場に約80人が集まった。スタートアップの参加は30社ほどだった。アイシンは建設現場の点検や保全といった分野で連携を目指す。名鉄は駅の空き空間などを生かした新たなサービスの提案を募集した。

企業のプレゼンテーションの後にはマッチングの時間を設け、スタートアップが興味を持った企業に事業を提案した。参加した筑波大学発スタートアップのピクシーダストテクノロジーズ(東京・中央)の担当者は「リアルな課題を知ることができ、どういった事業を提案すればよいのかが明確になった」と話した。

鄭重声明:本文の著作権は原作者に帰属します。記事の転載は情報の伝達のみを目的としており、投資の助言を構成するものではありません。もし侵害行為があれば、すぐにご連絡ください。修正または削除いたします。ありがとうございます。