
全日本空輸(ANA)は16日、運航の現場で働く社員向けに業務効率化の生成AIを導入したと発表した。空港係員や整備士、客室乗務員(CA)といった航空機の運航に直接関わる現業職の約2000人から始め対象を順次広げていく。業務マニュアルなどの検索に要していた時間を従来より約90%減らす。業務を効率化してサービスや業務品質の向上につなげる。
法人向けAIサービスのneoAI(東京・千代田)が開発した「neoAI Chat」を導入した。航空会社の仕事はいずれも安全に直結するため専門性が高く、過去から積み重ねた独自の規定やマニュアル類が多い。生成AIの導入で社員が必要な情報をすぐに見つけられるようにする。報告書や教育資料の作成にかかる時間も75%削減できる。
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