島根県は三瓶ダム(同県大田市)の維持管理用の水力発電施設について、設備の更新、管理を民間事業者に委託する方針を決めた。同設備は供用開始から30年を超え、更新時期を迎えているが、県にとっては多額の財政負担が重荷になっていた。民間のノウハウを活用し、県の負担を抑えつつ安定的な施設運営をめざす。
県が公表した実施方針によると、事業者の負担で発電施設を更新し、完成後は維持管理と運営を担ってもらう。ダム管理に必要な電力を供給したうえで、余剰電力の販売分については事業者の収入とする。事業期間は20年以上を想定している。
今後、民間事業者の意見を聞いたうえで12月に募集要項を公表し、2026年9月に契約を締結する予定だ。

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