収穫される新米=佐々木順一撮影

 農林水産省は17日、全国のスーパー約1000店で10月6~12日に販売されたコメ5キロ当たりの平均価格(税込み)が前週より63円安い4142円になったと発表した。4週連続の値下がりで、4000円台は6週連続。

 種類別の平均価格(5キロ)では「銘柄米」が4440円で、前週より29円値上がりした。10週連続の上昇で、新米が出回り始めて以来値上がりが続いている。政府備蓄米を含む複数銘柄を混ぜた「ブレンド米」などは3419円で、前週から171円下落した。販売数量に占めるブレンド米などの比率は29%で、前週より4ポイント上昇した。

 農水省が別にまとめた、随意契約による備蓄米販売店舗における5キロ当たりのコメの平均価格は、前週より113円高い3395円。随意契約の備蓄米のみは、22円高い2043円だった。また随意契約での備蓄米の販売数量は、12日までの累計で17万389トン。都道府県別では東京都が1万5351トンで最も多く、最少は秋田県の222トンだった。【渡辺暢、中津川甫】

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