自動車部品の安永は17日、主力のエンジン部品の一環で展開している鋳造事業から撤退すると発表した。2026年度中をメドに生産を終了する。鋳鉄鋳物の需要が縮小するなか、価格競争の激化や原材料費の高止まりで採算が悪化していた。鋳造に関する固定資産の減損損失3億1千万円を26年3月期に計上する予定だ。

あわせて26年3月期通期の業績予想を修正した。連結純利益は前期比6%減の7億円と、従来予想から4億円上振れする。エンジン部品の需要が国内と北米向けで好調に推移する。スマートフォン向け放熱部品材料の引き合いも想定を上回る見込みだ。年間配当予想を従来計画から2円増の12円(前期比1円減)に修正した。

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