日本ゼオンが構築したIoT共通基盤の概念図

日本ゼオンは、全社横断でのスマート工場化推進に向けて、あらゆるモノがネットにつながる「IoT」の共通基盤を構築して運用開始したと発表した。セキュリティーを確保しながら柔軟かつ迅速にIoTシステムを導入できるようにした。遠隔監視やデータ分析、人工知能(AI)との連携といった先進技術の導入を進めながら、生産の最適化や効率化を目指す。

今回構築したIoT共通基盤は、同社の各工場内にある測定機器などのデバイスから、ソラコムの携帯回線による閉域ネットワークを経由して、クラウド上の共通システムや工場・研究所システムに接続する。

携帯回線網を使うと有線LANの敷設工事が不要になり、センサーや分析装置などを簡単に接続できる。任意の場所にゲートウェイ機器を設置するだけで、社内からはアクセス可能にしつつ、外部からはアクセスできない通信環境を実現した。

同社は2020年からデジタル技術によるスマート工場化に取り組んでいる。一方で、安定操業を維持するため、工場内の生産に関わるシステムは他の社内ネットワークとは切り離して独立性を保つことで、外部からの不正アクセスを遮断している。

この運用は安全性が担保される一方で、全社横断での操業データの利活用が進めにくい側面があることが課題になっていた。この課題を解決するため、今回のIoT共通基盤を構築した。

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