サンリオの子会社が運営するテーマパーク「ハーモニーランド」(大分県日出町)で19日、障害のある人も楽しめるイベントが開かれた。耳や目の不自由な人に、手話付きの動画や音声ガイドでパレードの様子を伝える端末を配布。参加者は端末と見比べながら楽しんだ。
パレードの前には障害者やその家族40人ほどを対象に、手話付きでコンセプトを説明。ぬいぐるみや人気キャラクター「ハローキティ」に触れて形を感じ取ってもらった。
障害者雇用に積極的なホンダの特例子会社ホンダ太陽(同)は、体重移動だけで操作できる次世代型モビリティー「UNI―ONE(ユニワン)」の試乗会を行った。ハーモニーランドは、足の不自由な人がパークを回る移動手段として導入する予定。
今回のイベントは、障害のある作家の絵画ライセンスを取り扱うヘラルボニー(盛岡市)などが共催した。ハーモニーランドを運営するサンリオエンターテイメント(東京)の小巻亜矢社長は「一過性で終わらず、企業理念の『みんななかよく』を実現する場づくりを進めていきたい」と話した。
ハーモニーランドで端末の解説と比べながらパレードを楽しむ観客=19日午後、大分県日出町
ハーモニーランドで端末の解説と比べながらパレードを楽しむ観客=19日午後、大分県日出町
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